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久々の店シリーズが嬉しい
ファンタジーや異文明のようなテーマを扱われることも多い作者さんですが、自分の趣味ではこの●●屋さんシリーズが1番好きです。
今回の花屋さんもとても素晴らしかった、というのもテーマと特に関わりのない謎解きだったのはティーカップくらいで、後は全て花屋ならではのネタで構成されていたのではないでしょうか。
テーマの縛りがあるからこそ制限の中で豊富なアイディアを生み出せる製作者さん方を尊敬してしまいます。
他のテーマも悪い訳ではないのですが喩えていうとノーマルモードでクリアする人で、店シリーズは縛りプレイでクリアできてしまう人という圧倒的な凄さを持っている気がします。
またオリジナルのグラフィックであるが故に素材利用ではできないようなネタが含まれる点も非常に良かったです。花だけでなく葉にも着目できる点などは自分で作れる方ならではかと。
桜探しもネタとしては良かったのですが、全く見えない場所に隠された物の捜索がタップゲーム化してしまう点は理屈で解く脱出ゲームの良さを失ってしまうようにも思いました。
あくまでも一例ですが、あの台紙の上から更に何かを重ねるとある程度場所を絞れる等、完全な運次第にならないような工夫があると更に良かったのではと感じます。
秀作だった前作と違う点での秀作
前作で男児編も制作見込とのコメントを拝見し、いや嬉しいけれどさすがに厳しくないか?と思っていました。
女児編であれだけのネタを仕込んでしまったからには男児編で使える物が大して残っておらず、前作とのネタ被りだったり薄っぺらい内容になってしまうのでは…などと考えてしまったのは全く不要な心配だったようで。
実際に女児編程の濃密さは感じなかったものの、昆虫やバトル物といった男児編ならではのネタも多数登場していたのに加え、更に薄くなった分を夏休みの課題というサブミッションで補っていた点が非常に面白かったです。
脱出ゲームにおける至上命題である脱出(=閉じ込められる)という非現実的なイベントに、夏休みの課題達成というぐっと身近に感じるミッションを混ぜ込ませることで、本当に小学生男児になった気分で楽しめるようなリアリティが生まれており素晴らしい作品でした。
あと現実感の点で特に好きだったのがアイテムの使用制限について。
アイテムを使えないことに合理的な理由がないと非常にモヤモヤしてしまう、例えばハサミだと切れる物にナイフを使えない理由がわからないとそれだけでやる気を失ってしまうのですが。
本作におけるそのモヤモヤが生じるであろう場面においてはその理由が明確に語られている上に「お母さんに叱られる」だったのが最高でした。
これぞ正に小学生男児、思わず画面の前でそうだよねぇ!と同意の声を上げてしまったほど場面設定をよく考えられていたことに感動しました。